19日の水曜日、グランキューブ大阪へ、
坂本真綾さんのライブを見に行って来ました。
真綾さんのライブは初めてでしたが、思っていた以上に良かったです。
真綾さんの歌もバンドの演奏も、演出の魅せ方も、
すごくシンプルなんだけど、しっかり歌を伝えてくれる感じ。
お客さんのノリやマナーもとても大人で、
公演中、ステージに集中することの出来た良いライブでした。
照明と座席位置の加減で、ドラムの佐野康夫さんのプレイが
見えづらかったのが、唯一残念…!
シングルコレクションを引っ提げてのツアーだったので、
自分が期待していた曲は、やっぱりほとんど唄ってくれたのですが、
それ以外にも「おおっ、まさかこれ聴けるとは!」という曲もあったり、
意外性のある曲順だったり、良い意味で裏切ってくれた部分も多かったです。
本当に楽しかった。次の大阪公演も、予定さえ合えば行きたいな。
実は、先月も茶太さんのライブ
(正確には茶太さんとiyunaのお二人による
「my sound life」というユニットのライブ)を見に行ってまして、
女性アーティストのライブは、ふた月連続での参加。
(こっちのライブも、物凄く…物凄く良かったですよー!)
さらに年末にはみとせのりこさんのライブに行くことも決まっていて、
11月~12月は学生時代以来じゃないかと思うほど、ハイペースでのライブ参加。
もともと、自分はライブが大好きな人間です。
ライブって、CDだと今ひとつピンとこなかった曲の魅力に気付けたり、
スポットの当たらないバックバンドのプレイのカッコ良さを知ることができたり、
音に集中できる環境の中、体全体で曲を感じることができたりで、本当に素敵。
音楽を楽しむにはライブ以上の空間ってないと思っていたりします。
CDや配信で好きな曲を聴くのと違って、スケジュールを空けて
頑張ってチケットを取って、会場に足を運ぶ…というライブは、
もしかしたらハードルが高いのかもしれないですが、一度魅力に気付けたら、
ヤミツキになれるほどの良さがあると、個人的には思ってます。
好きなアーティストはいるけど、ライブは行ったことない…という方、
ぜひ、ぜひぜひ行ってみるのをオススメします!
・「マージナルブレンド」収録曲について語ろう(第三回)
さて、HUMMING LIFEの冬コミ新作も、
アコースティックライブをイメージした音源です(こじつけ話法)。
収録曲解説の第三回、行ってみましょう!
(続きは「記事をひらく」から)
その3「Marginal Blend」
最後までとっておくと思った?
残念、第三回で早くもタイトルトラック紹介でしたーっ。
この曲は、最初から「アルバム1曲目にしよう」と思っていた歌。
(後でOpインストが入ることになったため、実際には2曲目扱いですが)
この曲の「マージナルブレンド」という響きが出てきたことで、
今回のアルバムのイメージは、一気に固まっていくことになりました。
この曲の曲調そのものは、HUMMING LIFEの王道的なものです。
「しずく」や「春」「ひなた」と同じ、16ビート・シャッフルの曲。
自分がこの曲を作るにあたって意識したのは、
アルバムの世界観への導入曲になるので、王道的な雰囲気と、
「大人っぽさ」を感じさせる曲にしたいな、ということでした。
今回のアルバムでは、どの曲も世界観的には
青春時代を少し前に通り過ぎた、大人の人たちを描いています。
この「Marginal Blend」も、可愛らしい曲調の恋の歌ですが、
歌詞は男女どちらも、お互いにアタックするのではなく、
互いの距離感をもどかしく思いつつも、楽しんでいるという感じ。
歌詞はその辺りがとても上手く行った気がしていて、
自分でもとてもお気に入りのナンバーになりました。
茶太さんも素晴らしい歌を唄ってくださったのですが、
ミックスでは敢えて、ほんの少し歌を抑え気味にして、
バックの楽器セッションが歌と良いバランスで
聴こえるような感じを目指して、Daniさんと調整しました。
ライブのように、歌だけでなく演奏だけでなく、
音のひとつひとつまで耳を澄ませていただけたら、嬉しいですね。